僕のお弁当日記後編

[[2012年2月20日

国立大学の前期試験は25日、26日なので、このくらいの時からものすごい緊張感に襲われます。僕は浪人生なのですが特に今年は色々な思いもあって、絶対に落ちられないなーとか、全力を尽くさねばとか、そんな風にものすごいプレッシャーを感じている時期でした。あと、地歴の勉強がおろそかになっていて、所々知識が抜け落ちていることに気がついたのもこの頃でした。この日から本番にかけてずっと地歴の知識のまとめを総復習していたのですが、忘れていることが多すぎてマジで死ぬかと思いました。結局本番の日大学に向かう途中も、大学に着いてからもギリギリまで勉強してたなぁ。それぐらい切羽詰まってたし、焦っていたんです。受験は、人生かかってますから。大学生ってのは怠惰なもので、大学生の間では真面目に将来のこと考えてるとダサイみたいな雰囲気もありますが、やっぱり、将来のことはしっかり考えないと。この受験に失敗しても挽回のチャンスはありますが、家族のためにも、安定したキャリアを得るためにも、ここは受からないと。そんな過度のプレッシャーの中頭がおかしくなった18歳男子(3月生まれ)はリラックマで遊んでみることにしました。




黒歴史の一つですね。




2012年2月21日

この日は危うく写真を撮るのを忘れてしまうところでした。危ない危ない。こういう点にも緊張していることが伺えます。




2012年2月22日


ひっさしぶりに来ましたミニグラタン!!ナイスタイミング!どうにか俺のこの緊張をほぐしてくれ〜!!


だから外出できねぇって。しかもなんだよ、いつもより盛り上がるよって。いつも盛り上がってないのバレてるみたいじゃんか。




2012年2月24日

いよいよ受験前日です。緊張が高まります。再び過度の緊張に飲まれた18歳男子(3月生まれ)はまたもやリラックマで遊んでみることにしました。




表情にも緊張の色が伺えます。




2012年2月29日


僕は普段ぼっち族なのですが、この時やたら遊びに誘われました。まだ後期試験があるっちゅーのに(笑)
この時遊びに誘ってくれた人達のおかげで、その後人生初のリア充を体験できました。本当にありがとうございました。
あと、受験当日の弁当箱は僕が高校の時使っていた真っ黒のヤツで、リラックマではありませんでした。受験会場では弁当を食べながらなんだか安心したような、なんだか寂しいような複雑な感情になりました。




2012年3月2日

このとき、母から衝撃の事実を聞かされます。

なんと、

 本来のミニグラタンにはちっちゃいエビが一個のっかっていたのです。


 どうでもいーわ。

毎朝僕が起きる前に妹が取っちゃってたらしいです。僕には無視してもかまわないほどの超軽度のエビアレルギーがあるのと、妹がエビ好きなのとで普通に納得しましたが、考えてみたら毎朝こそこそとエビを抜き取っては食べている妹が少し不憫になりました。




2012年3月5日

 これが母が僕に作ってくれた最後の弁当であり、最後のリラックマです。この時はまさかこれが最後になるなんて思ってもいませんでした。まさか最後の弁当がリラックマだなんて…。
 考えてみたら高校の時は毎日弁当を作ってもらっていたわけですが、最後の弁当がどうとか気にもとめませんでした。まさか今年も弁当を作ってもらうとは思っていなかったので、自分のラスト弁当を見とれたことを嬉しく思うとともに、改めて親には感謝しなくちゃなぁと感じずにはいられない、そんな僕のお弁当日記でした。]]